子育てをしている最中に、突然に親の介護にも直面することに、、、
当法人の介護相談でこういった相談をいただくことが多々あります。

ダブルケアとなっている方は、その忙しさで「思考停止状態」に陥ってしまいます。
目の前で起きることに対処することで精いっぱいで、どんどん孤立化してさらに厳しい状況に追い込まれてしまいがちです。

そのようなとき、必ず伝えているのは「育児と介護、どちらを大切にするかと言えば、迷いなく育児を大切にしてください」ということです。
育児と介護でやらなければならないことが全く異なるからです。
育児は、子どもとの信頼関係を作り、子の自己肯定感を育むのが大切な役割で、
介護は、すでに出来上がった関係を良好に維持することが重要です。
「自分は子育てばかりになってしまって、親をほっといて申し訳ない、、、」と悩む必要はないということです。

2月は「ダブルケア月間」です。
改めて、老いを受け入れる機会にしていただきたいと思います。