2021.06.23
ワクチン接種後の帰省時にチェックするべき親の変化
2021.06.23
新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいくと「これで安心して親に会える!」と、久々に親に会いに行かれる方もいらっしゃると思います。一方で、コロナ禍の自粛生活の影響で、親に次のような変化を感じる方もいるかもしれません。
・買い物へ行く回数が減ったことで→筋力が弱まった、歩くスピードが落ちた
・地域の集まりが減ったことで→会話のテンポが遅くなった、物忘れが増えた
・来訪者が減ったことで→庭や家の中が荒れ気味で、身なりを気にしなくなった
そこで、アフターコロナで帰省したときの“心構え”や“親の変化に気づくためのチェックシート”をご紹介します。
●アフターコロナで親に会うときの心構え
親が『大丈夫』と言っていても、「なんらかの変化があるだろう」という気持ちで帰省する方が良いかもしれません。変化に「驚き過ぎない」心構えがあれば、冷静さを失い「自分が介護しなければ!」といった、介護離職など仕事に影響を及ぼす意思決定を防ぐことができるからです。
●「家族の不安解消!チェックシート」の活用方法
・帰省前に心配な家族を想像しながらチェックをしてみてください(わからないところは「不明」にチェック)。
・「不明」欄を中心に、帰省して改めてチェックしてください。
「家族の不安解消!チェックリスト」はこちらからダウンロードできます
青い欄に3つ以上チェックが入った場合は、地域包括支援センター(※)に電話相談してください。(※「親の住んでいる住所<スペース>地域包括支援センター」で検索)
●遠くの家族より、近くの専門家
親の“大丈夫”という気持ちは生活意欲や自立心の表れなのですが、「このままの状態で見守っていいものか?」など、家族が地域包括支援センターに相談しながら検討してください。サポートが必要となった場合も、すべてを家族が担うのではなく、専門家の手を借りながら、安心して任せられるサポート体制を整えることができます。
●コロナで感じた不安を大切に!
アフターコロナの中で、少しでも気になることがあれば、この機会に地域の専門家である「地域包括支援センター」や、すでに介護サービスを受けていれば、担当のケアマネジャーに電話をしてみてください。今すぐサポートが必要でなくても、「いざという時の相談先」を得ることで、大きな安心につながります。