2021.04.29
コロナ禍でもできる!より良い老人ホームの探し方
2021.04.29
突然ですが、なさんに質問させていただきます!
「老人ホーム探しはどのように行いますか?」
①「インターネットで、“老人ホーム<スペース>探している地域”で検索」
②「“老人ホームの紹介センター”に行く」
という声が多いのではないでしょうか。
【①インターネットでの老人ホーム探し」の落とし穴】
インターネットで老人ホームを検索した場合、私立の有料老人ホームの広告ばかりが検索上位に上がってきます。
【②「老人ホームの紹介センター」の落とし穴】
紹介センターは、提携先の老人ホームを紹介すると手数料を得られる仕組みとなっており、手数料を多く支払う私立の有料老人ホームへの入所を勧められることがあります。
①②の方法では、広告を出さずに満室となっている有料老人ホームや費用が安い公立の老人ホームの情報を得るのは困難です。
追いつめられてからの老人ホーム探しは、①②に頼ることになります。そこで、早い段階から以下の方法で、情報収集を行って置くことが重要です。
●役所が発行している一覧表を入手する
老人ホーム(公立、私立、サービス付き高齢者住宅など)が掲載された一覧表を、役所の担当窓口から入手しましょう。役所のHPからのダウンロードや、郵送してくれるところもあります。
厚労省のサイト「介護サービスの情報公表システム オープンデータ (mhlw.go.jp)」にも、全国の一覧表があります。
●より良い老人ホームの見分け方
1)建物の豪華さや運営会社の規模、新規オープンに騙されない
「建物がキレイ」「大手」「新規オープンですぐに入所できる」など、マンション選びならば利点になるポイントだけでなく、ケアの質に重点を置いて選ぶ必要があります。
2)“職員の離職率”を調べる
介護のノウハウは人に蓄積され、長く働いている人が多いほど介護の質が高いと想定され、離職率45%超はおすすめできません(全国平均は16.5%)。当団体法人のサイト:情報公表制度で職員退職率の調べ方 で調べることが可能です。
3)見学に行き“看取り”について質問
コロナ禍で施設見学が限定されている中でも、“看取り”に関する質問をしてください。
職員に「印象に残る“看取りのエピソード”がありますか?」と質問して、共感できる返答ならば、建前だけでなく、内容の伴った看取りケアが実践されている証となります。
当法人が作成した「よりよい老人ホームの選び方5か条」も参考にしていただければ幸いです。