2021.01.13
はじめるまえにできること 『カイゴのギモン』を解決しよう!~認知症編~
2021.01.13
●15ページの冊子に「介護の一歩を踏み出すための情報」を掲載
となりのかいごでは、将来、親の介護などに不安を抱えている働く世代の人に向けて、“まずはコレを読めば大丈夫”といった情報を掲載した『カイゴのギモン』を作成しました。非常に複雑な介護情報を「介護の一歩を踏み出すための情報」に集約して、15ページというコンパクトな冊子にまとめています。
忙しいみなさんが要点を押さえやすいように、イラストによる解説、「よくある誤解」と「正しい理解」、専門家によるコメントなど、必要な情報だけに絞って掲載しています。
『カイゴのギモン』は当法人のHPより、無料でダウンロード可能です。ぜひご活用ください。
●介護のきっかけとなりやすい ケース1:認知症
『カイゴのギモン』では、介護のきっかけになりやすい3つのケースとして、「認知症」「脳梗塞」「転倒骨折」をしています。今回はその中から「認知症」について、その一部をご紹介します。
・「認知症」とは…
いろいろな原因で脳の細胞がしんでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6カ月以上継続)をいいます。
引用:厚生労働省老健局『認知症施策の総合的な推進について』
たとえば…
・冷蔵庫には賞味期限が切れたものばかり
・同じことを何回も言う
・家の近所で迷子になる
などが見られるようになったら注意が必要です。
ここで皆さんに質問です。認知症に対しての「正しい理解」は1と2のどちらでしょうか?
1.すべてを忘れ、何も理解できなくなる
2.古い記憶は保たれる
答えは…
『カイゴのギモン』5ページ
認知症に関する「よくある誤解」と「正しい理解」を知り、上手な向き合い方をしていただければと思います。
また、精神科医による【「もの忘れ」だけが認知症ではありません】というコメントも、ぜひご一読ください。
認知症について「よくある誤解」をしたまま家族介護に関わり続けると、認知症の家族との関係が壊れてしまうことにつながります。このような事態を防ぐためにも、「よくある誤解」を解き「正しい理解」が必要不可欠なのです。